インドでオーダーメイドスーツ

15 years ago


そもそもは、私のスーツを直したのがきっかけだった。

今年の夏にバンガロールに滞在したとき、事前に調べて、インドは服の仕立てが安いということがわかり、袖丈や裾上げなどの直しも安くできるのではないかと考えた。10年くらい前にパリで買った、長く着るつもりで選んだ割と上質なシンプルなスーツがあったが、ウエストが絞られていないため、今着ると野暮ったく見えて、ずっとクローゼットに眠ったままだった。

そこでバンガロールにてそのスーツを持ち込んだのが、Reid and Taylorという仕立て屋だった。ジャケットのウエストのラインを絞り、袖丈を短くし、スカートをできる限り長く丈出ししてもらって、227ルピー(約550円)だった。カナダでこれだけのことをしてもらったら、1万円近くするのではないだろうか。こうして私のスーツは再び着られるようになった。

そのとき、好奇心でJ次郎のスーツを仕立ててもらったらいくらするのか聞いたところ、生地代、仕立て代、税など全て込みで約120USドルだった。そのときはカナダドルとUSドルが同じくらいだった。J次郎は痩せてから着られるスーツも持っていなかったので、シンプルな黒のスーツを仕立てた。J次郎は小柄なので、カナダでスーツを買ったら、お金を払って袖丈や裾詰めなどする必要があったが、最初から体形にあったスーツを作ればその必要はなくなり、結果的に安いのだった。

お店のスタッフは感じがよく、スーツはおよそ1週間でできあがり、満足のいく買い物となった。

さて、今回は冬もののジャケットを仕立てることにした。Reid and Taylorはハイデラバードでもあちこちでみかけたが、職場に行く途中のJublieeHillsにある店に行った。はじめは約12000円ほどのウールのジャケットにするつもりだったが、入荷したばかりの上質なスコットランド産のカシミヤをみせられて、値段は倍近くするが、色合いも気に入ったので、そちらに決めた。それでもカシミヤのジャケットをオーダーメードで日本やカナダで仕立てることを考えればとても安い。

まず布を選び、支払いを済ませ、それから採寸して、3、4日後に仮縫いの試着があり、それから4、5日に出来上がる。そのとき試着してみてOKなら持って帰れる。

今、J次郎は仮縫い合わせまでを済ませ、金曜日の縫い上がりをまつのみである。

その後はこちらから。

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